
2012年12月28日
ワークショップIIの模様
去る12月15日、万年橋パークビル8F オフィススペースにて『A BloCreation』ワークショップⅡ、「アニメーションと地方の関わり方Ⅱ」が開催されました。その模様をお伝えいたします。
今回は『秘密結社鷹の爪』や『パンパカパンツ』などの作品で知られるアニメーション制作会社DLEの、コンテンツクリエイション部部長、原田拓朗(はらだたくろう)氏を講師にお迎えしました。

ワークショップでは原田氏の経歴やDLEという会社が辿ってきた経緯について触れた後、お話は静岡放送との共同企画(第二シーズンは東映アニメーション音楽出版も参加)からはじまったショートアニメ番組、『パンパカパンツ』のことに移りました。
展開の経緯としては、第一シーズンで複数のショートアニメ番組を一ヶ月ごとに切り替えて放送して視聴者の反応を調べ、その後は反応のよかった『パンパカパンツ』に絞ってシリーズ化していく、という戦略が取られました。
また、地方でこのような番組を放映するメリットとして、全国区でかかるプロモーションコストに比べた省コスト性や、地方に作品が流行している『異常地』を作ることで、そこから周囲へと流行が飛び火していく流れなどを挙げられました。
次に、原田氏は『秘密結社鷹の爪』に関するこれまでの経緯と、DLEが提唱するソーシャルキャラクターという概念についてお話されました。
『秘密結社鷹の爪』は蛙男商会(FROGMAN)によるアニメーション作品で、脚本・声優・アニメーション制作・編集のすべてにFROGMANが関わる形式を取っています。これにより、制作費を抑えたり、制作スピードを上げたりすることができるという利点を説明されました。
また、『秘密結社鷹の爪』の展開においてはファンコミュニケーション文化の醸成に重点を置き、イベントではファンと一緒に「た~か~の~つ~め~」の掛け声を観客と行うなど、作品を中心としたごっこ遊びに観客を巻き込んでいることをお話いただきました。
また作品の外側へと観客を連れ出していく、『ソーシャルキャラクター』という概念とその戦略についてもお話いただきました。
これらの事例に関するお話を踏まえた上で、日本から見た地方・世界から見た日本の相似に触れられ、地方から全国、そして日本から世界への展開を目指す際に必要とされるおもしろさの『翻訳』についてお話されました。

ここから休憩を挟んでのトークセッションではソーシャルキャラクターの概念に関する質問や、作品を展開する上で組んでみたい地方のことなど、受講者・見学者から多くの質問が出ていました。
今回のワークショップでは、よりビジネス面を考えたアニメーション作品展開の戦略も学ぶことができ、受講者にとっては企画書作成に向けてとても実のあるワークショップになったことと思います。
今回は『秘密結社鷹の爪』や『パンパカパンツ』などの作品で知られるアニメーション制作会社DLEの、コンテンツクリエイション部部長、原田拓朗(はらだたくろう)氏を講師にお迎えしました。

ワークショップでは原田氏の経歴やDLEという会社が辿ってきた経緯について触れた後、お話は静岡放送との共同企画(第二シーズンは東映アニメーション音楽出版も参加)からはじまったショートアニメ番組、『パンパカパンツ』のことに移りました。
展開の経緯としては、第一シーズンで複数のショートアニメ番組を一ヶ月ごとに切り替えて放送して視聴者の反応を調べ、その後は反応のよかった『パンパカパンツ』に絞ってシリーズ化していく、という戦略が取られました。
また、地方でこのような番組を放映するメリットとして、全国区でかかるプロモーションコストに比べた省コスト性や、地方に作品が流行している『異常地』を作ることで、そこから周囲へと流行が飛び火していく流れなどを挙げられました。
次に、原田氏は『秘密結社鷹の爪』に関するこれまでの経緯と、DLEが提唱するソーシャルキャラクターという概念についてお話されました。
『秘密結社鷹の爪』は蛙男商会(FROGMAN)によるアニメーション作品で、脚本・声優・アニメーション制作・編集のすべてにFROGMANが関わる形式を取っています。これにより、制作費を抑えたり、制作スピードを上げたりすることができるという利点を説明されました。
また、『秘密結社鷹の爪』の展開においてはファンコミュニケーション文化の醸成に重点を置き、イベントではファンと一緒に「た~か~の~つ~め~」の掛け声を観客と行うなど、作品を中心としたごっこ遊びに観客を巻き込んでいることをお話いただきました。
また作品の外側へと観客を連れ出していく、『ソーシャルキャラクター』という概念とその戦略についてもお話いただきました。
これらの事例に関するお話を踏まえた上で、日本から見た地方・世界から見た日本の相似に触れられ、地方から全国、そして日本から世界への展開を目指す際に必要とされるおもしろさの『翻訳』についてお話されました。

ここから休憩を挟んでのトークセッションではソーシャルキャラクターの概念に関する質問や、作品を展開する上で組んでみたい地方のことなど、受講者・見学者から多くの質問が出ていました。
今回のワークショップでは、よりビジネス面を考えたアニメーション作品展開の戦略も学ぶことができ、受講者にとっては企画書作成に向けてとても実のあるワークショップになったことと思います。
Posted by ABC実行委員会 at 16:01│Comments(0)